2025年に入り、再び「たばこ値上げ」の話題が喫煙者の間で注目されています。「また値上げか……」と感じている方も多いのではないでしょうか？

本記事では、2025年5月以降に予定されている具体的な値上げ銘柄、過去5年にわたるたばこ価格改定の歴史、そして2026年以降の将来的な動きについて、詳しく解説します。これからも続く「たばこ値上げの流れ」を知って、適切な対策を考える参考にしてください。

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2025年5月、JTが再び値上げへ！ 今回の対象銘柄は？

2025年2月、日本たばこ産業（JT）は一部たばこ製品の値上げを発表しました。これにより、2025年5月1日から、人気の紙巻きたばこ「キャメル・クラフト」シリーズと、加熱式たばこ「ウィズ用メビウス」シリーズが値上げされることになります。

今回の値上げは、たばこ税の増税によるものではなく、JT側の自主的な価格改定です。JTは「喫煙者数の減少」「原材料価格の高騰」「為替レートの変動」など、複合的なコスト増加を理由に挙げています。

▼ 値上げ予定の詳細は以下の通り

これにより、紙巻きたばこが1箱450円、加熱式が600円台と、喫煙コストはさらに上昇します。

【復習】過去5年間のたばこ値上げの歴史

ここからは、2018年から続くたばこ値上げの流れを時系列で振り返ります。

日本のたばこは、2018年から2022年にかけて 段階的なたばこ税の引き上げが行われたことで、たびたび価格が改定されてきました。その背景には「財政難による税収確保」「健康被害抑制」の2つの目的があります。

▼ 年別・値上げ履歴まとめ

【ワンポイント解説】

• 2018年～2021年：紙巻き・加熱式ともに、たばこ税の増税に伴い3回の値上げが実施。特にメビウスやマールボロ、セブンスターなどの定番銘柄は1箱500円台から600円台に突入しました。
• 2022年：紙巻きたばこの増税は終了しましたが、加熱式たばこのみ税率アップ。IQOS、glo、プルームなどが一斉に値上げされました。

【深掘り】なぜ、たばこはここまで値上がりするのか？

1. たばこ税の増税政策

政府は2018年から2022年にかけて、段階的にたばこ税を引き上げる政策を進めてきました。これは、健康被害防止策と、社会保障費の財源確保の二重の狙いがあると言われています。

たばこ1箱あたりの税金は、現在価格の約6割以上を占めており、例えば600円のたばこのうち、370円前後は国税・地方税・たばこ特別税・消費税などです。

2. 喫煙者の減少と市場縮小

厚生労働省の統計によると、喫煙率は年々低下しています。男性の喫煙率は1990年代には50％超でしたが、2023年には約25%前後まで減少。たばこメーカーは販売数量の減少による売上減を補うため、増税タイミングで増税額以上の値上げを実施するケースが増えています。

3. 原材料費・物流費・為替の影響

近年は世界的な原材料価格の高騰や物流費の上昇も影響しています。加えて円安が進行することで、輸入たばこを多く取り扱うフィリップモリスやBATなど外資メーカーのコスト負担も増しており、これも価格改定の要因となっています。

【2026年】さらなる増税がすでに決定済み

2025年は政府によるたばこ税の増税は見送られたものの、2026年4月にはたばこ税の次回引き上げが予定されています。

今回の増税では、加熱式たばこと紙巻きたばこの税負担格差を縮小する目的も含まれており、両者ともに値上げが不可避と見られています。過去のパターンから見ても、1箱あたり20円～50円程度の値上げが想定されます。

【まとめ】今後も続く「たばこ値上げ」の流れに備えよう

今回の記事をまとめると以下の通りです。

• 2025年5月1日から、JTが一部銘柄を+20円値上げ予定
• 過去5年で、紙巻き・加熱式ともに平均100円以上の価格上昇
• 2026年4月に政府主導のたばこ税増税が再び予定されている

喫煙者にとって、今後ますますコスト増が避けられない状況です。節約のために禁煙や電子タバコ（ニコチンレス含む）への切り替えを検討する人も増えており、健康面・経済面双方で「タバコ卒業」を考えるきっかけにもなるかもしれません。

今後、銘柄別の「加熱式たばこ特集」や「禁煙サポート記事」など、より詳しい情報をご希望であればぜひお知らせください！

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